昨年から「AI」が大きな存在となってきていますが、その中でこれから人間に必要になってくるのは、良い文章や絵を描く能力ではなく、良い文章や絵を導き出させる能力だという事

こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

昨年から「AI」がものすごく大きな存在感を発しています。「AI」とは一言で言うならば「人工知能」のことです。
昨年の夏ころには、AIが描いた絵が作品展で入賞して大きなニュースになっていましたし、昨年末からは文章を書くAIが大活躍をしています。

文章を書くAI「chatGPT」を使って思った事

ChatGPT(チャットGPT)とは、使う人が入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるサービスになります。昨年(2022年)11月に公開されて、今年に入ってから色々なところで話題になっており、新しいもの好きの私としては興味津々な存在です。

 

実際に使ってみて感じるのは、ChatGPTのもつ能力の高さはものすごいものがあり、かなり役立つレベルだと思います。
しかしながら、ChatGPTのベースとなっているのはweb上のテキストデータを学習したAIですので、最新情報をはじめ、人種や国、宗教や倫理的問題、文化や風習など、情報に偏りがあるのが現状だと思います。
なので発展途上の状態なのは間違いありませんが、今後の私たちの生活を大きく変えてゆく存在になるのは間違いありません。

ChatGPTを実際に使ってみると

グダグダ書いていてもChatGPTをご存じない方やこれまでに使ったことの無い方には全く想像もつかないでしょうから、ChatGPTを実際に使ってみるとどんな感じなのかをご紹介させていただきます。

私がした質問は次の通りです。

「いけばな」と「彼岸」について、以下の論点について書きだし、まとめてください。
1、彼岸の歴史的背景
2、彼岸の風俗や風習
3、春の彼岸についていけばなの持つ仏教的側面と彼岸の関わり
4、今後いけばなが彼岸において果たすべき役割
5、まとめ

そして、この質問に対する回答は以下の通りです。

  1. 彼岸の歴史的背景
    彼岸とは、仏教において秋分の日を中心に春分の日にかけての一週間を指し、亡くなった人々を供養する期間である。彼岸は、仏教が中国から日本に伝わった6世紀頃から存在しており、日本の伝統行事の一つとなっている。
  2. 彼岸の風俗や風習
    彼岸の期間中は、先祖を供養するために家族が墓参りをする風習がある。また、おはぎやぼたもちなどの和菓子を食べる習慣もある。このような行事は、日本の風習として根付いている。
  3. 春の彼岸についていけばなの持つ仏教的側面と彼岸の関わり
    春の彼岸は、自然界が新しい命を生み出す季節であり、生と死の循環を感じさせる季節でもある。このような季節に、いけばなは生命の美しさを表現することができる。また、いけばなには仏教的な意味合いがあり、生と死、そして瞬間の美しさを表現することができる。
  4. 今後いけばなが彼岸において果たすべき役割
    いけばなは、花を通じて自然界の美しさを表現することができるため、彼岸の期間には、亡くなった人々を供養するために花を活けることができる。また、いけばなは日本の文化として世界に知られているため、彼岸を通じて日本文化の魅力を伝えることもできる。
  5. まとめ
    彼岸は、日本の伝統行事の一つであり、自然界の生命の循環を感じさせる季節である。いけばなは、自然界の美しさを表現することができる芸術であり、彼岸の期間には亡くなった人々を供養するために役立つ。また、いけばなは日本文化の一つとして世界に知られているため、彼岸を通じて日本文化の魅力を伝えることもできる。

どうですか。回答の全てが正しく満足いく内容だとは言えないまでも、質問を書き込んでからこれだけの文字数が1~2分で回答されるのは凄いと思いませんか。

AIは使う側の能力によって結果が違ってくる

先にも書きましたように、ChatGPTはまだまだ発展途上です。けれどそれは使う側の扱い方によっても、大きな違いが出てきます。
というのも、先に書いた質問も、質問の書き方を変えて質問すると全く違う答えが返ってきます。なんなら、同じ質問をもう一度しても違った答えが返ってきたりもします。
なのでこの質問次第で、使える回答を得る事が出来るかあるいは使えない回答になってしまうかが変わってきます。

と、ここまで書くと「まだまだ使えない」と思われる方があると思いますが、実はそうではなくて、自分が必要とする回答を得る事が出来る質問をChatGPTにする能力を育てる事が大切だという事なのです。
AIは人工知能と言いながらしょせん機械ですので、人間の様に相手の事を思い想像して何かをするという事はできません。なので扱う人間の能力がそのまま回答に反映されるので、まずは色々と扱ってみて自分自身がまず慣れるという事が第一歩なのだなと思います。

ChatGPTを是非皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。面白いですよ。
上の色の変わっている部分をクリックして頂くとChatGPTのサイトに飛ぶことが出来ます。登録すればだれでも無料で使う事が出来ますので、是非一度試してみてください。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。