7月10日(土)11日(日)に開催する「光風流いけばな展」で展示する作品の意図や制作秘話などを、いけばな展よりも一足早く動画でご覧いただけます

こんにちは、内藤正風です。

光風流いけばな展まであと7日となり、いよいよカウントダウンも大詰めになりました。
来週の今日は初日になります。

作品作りもいよいよ大詰めにはいりました

光風流いけばな展に向けて、作品を展示する皆さんは、何度も何度もお稽古を積み重ねて作品を仕上げてきておられます。

材料を吟味し、器を取り寄せ、妥協をしないお稽古をされています。
そりゃそうですよね。光風流を代表して本展に作品を展示し、自分の成長の機会にしようとされているのですから。

作品作りを指導させていただいている私のほうが、その取り組む姿勢や気合から刺激を沢山受けているくらいです。

コロナ禍だからこその「いけばな展」です

今回の光風流いけばな展は、「いけばなで巡る世界旅行」のテーマのもと開催をいたします。

先日まで発令されていた緊急事態宣言が解除されたからと言って全く自由になるわけではありません。ワクチン接種が進んでいるとはいえ、まだまだ接種を受けることが出来ていない方もたくさんおられます。
国内のお出掛けも気を付けないといけないし、食事にも気軽に出掛ける事が出来ません。海外旅行なんてまだ当分先のことになりそうです。

そんな自由に色々なところに行ったり思ったことが自由に出来ないコロナ禍で「不満」が満載になっている皆さんに、一瞬でもホッコリしていただいたり笑顔になっていただきたいというおもいから、役員の先生方が盛り上がり「これしかない!」というような感じになって決まりました。

せめて気分だけでも世界に飛び出したいじゃないですか。楽しみたいじゃないですか。笑顔になりたいじゃないですか。
なので今回の光風流いけばな展は、世界に飛び出しちゃいました。
まさにコロナ禍だからこそのいけばな展と言っても過言ではありません。

いけばな作品で表現する、世界の景色や風習や文化

今、本部いけばな教室で皆さんがお稽古されて準備中の作品は、こんな感じになっています。

 

世界を6つのエリア(6大州)に分けて、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアにある国々や地域の文化や風習や景色などをいけばな作品で表現します。
なので今回のいけばな展にお越しいただき会場を一巡していただくと世界一周することになります。

なんか今書きながらふと思ったのですが、チベット仏教の摩尼車(まにくるま)を時計回りに回したら、回した数だけお経を唱えたことになるっていうのと、なんか同じような感じが。。。。。
展覧会の会場を巡っていただきましても、摩尼車みたいなご利益は無いかと思いますが、笑顔くらいにはなっていただけると思います。
(笑)

展示している作品の意図や制作秘話などを動画でご覧いただけます

光風流いけばな展では、お越しくださった皆様にいけばな作品をより楽しんでいただくことが出来る様に、作品の意図や作品制作秘話などを作者本人が話している動画をご覧いただくことが出来る様にしています。
いけばな展当日に会場で、作品の横に掲示しているQRコードをスマホで読み取っていただければ手軽のご覧いただくことが出来るようになっています。

が、今回はこの動画を、いけばな展開催前からご覧いただくことが出来るようにしちゃいました。
作者の話をお聞きいただきましていけばな展当日に展示される作品を想像して頂くのも面白いのではないかなぁと思います。

光風流の公式YouTube(https://www.youtube.com/channel/UCM_og8h2EpF83YIM-bii7lg/videos)にてご覧いただくことが出来るようになっています。※URLをクリックして頂ければ光風流のYouTubeに飛んでいただくことが出来ます。
ちなみに公式YouTubeチャンネルでは、こんな感じで作品ごとに動画がありますので、気になる人のモノを是非ご覧くださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。