お花を置く場所がない。とか、子供が小さい。とか、ペットがいる。とか、そんな方に超スーパーウルトラお薦めのお花の楽しみ方を紹介します！

「てらがき農園」の梅の入っている小瓶がヤバい！！　その２
小瓶で壁面にお花を生けて楽しむ方法
お花を置く事が出来ない方には、超スーパーウルトラお薦めです。

こんばんは。
いけばなの光風流家元　内藤正風です。

４月３日にゲスト出演するイベント「さくらの花と歌とあなたをのせて」で使う桜を
開花調整中なので、その枝の間からコンニチハ～！

先日書いたブログ
いけばな的に見ても、「てらがき農園」の梅はもちろんの事、入っている小瓶もヤバい！！（もちろんイイ意味で（笑））
で、うめこさんの所のてらがき農園は、梅だけではなく梅干しの入っている小瓶もむっちゃシャレオツで、この小瓶がお花を生けるのにも最適だよ～ってご紹介させて頂きました。

今日はこの小瓶の活用法 Variation２をご紹介したいと思います。

「てらがき農園」の梅の入っている小瓶がヤバい！！　その２

この小瓶の優れポイントについて前回のブログで二点紹介していますので、今日は＜ヤバPOINT　その３＞です。

瓶の横がまっすぐで四角い！！

瓶の形が四角になっていて側面がまっすぐなので、壁に掛ける使い方が簡単に出来るのです。

四角い瓶って世の中に沢山ありますが、こんなに完全に側面が垂直（縦にまっすぐ）になっている物って案外少ないんです。
微妙に垂直よりも斜めになっていたり、側面がフラットではなくて微妙に丸みを帯びていたりするものがとても多いです。

側面がフラットで垂直になっているって事は、壁に掛けるようにした時に安定するって事なんですね。

その上この瓶は蓋付なので、ふたを閉めるためのネジ山があり、このネジ山の部分に針金を巻くと、どこにでも掛ける事が簡単に出来ちゃうって事でもあるのです。

小瓶で壁面にお花を生けて楽しむ方法

まずはネジの部分に針金を巻きます。
２～３回クルクルとネジの溝に喰い込むように巻いて縛り、両端の部分は出しておきます。
これで下準備はOK！！

格子になっている部分があるので、ここに針金を回して固定します。

格子に軽く一回まわして縛ります。
瓶が小さいので、そんなに重量はかからないのでこれでも十分安定します。
格子と瓶の側面が接地している部分もこれだけしかないですが、フラットで垂直なので、ものすごく安定しています。

ここまでできれば、瓶に水を入れてお花を挿すだけです。

生ける時のポイントは、お花を長くしすぎない事です。

材料の寸法を長くしすぎるとお花が安定しにくくなるだけではなく、瓶から抜け落ちちゃったりします。
なので少し短い目になるように意識してあげると簡単に固定する事が出来ます。

今回は格子に瓶を固定しましたが、押しピンを刺せるところならば押しピンに針金を掛けるようにすれば壁でも簡単に瓶を固定してお花を挿す事が出来ます。
（石膏ボードの壁とかは押しピン効かないので注意してくださいね。）

お花を置く事が出来ない方には、超スーパーウルトラお薦めです。

お花を台の上やテーブルの上に置くのではなく壁面に掛けるので、色々な方に役立てていただく事が出来ます。
お花を置く場所がないから。。。とか、子供が小さいから。。。とか、ペットがいるから。。。とか、そんな方には超スーパーウルトラお薦めの方法ですよ！

もちろんそれ以外の方にも、お花を飾る可能性が大きく広がります。

小瓶一つでこんなにもお花を楽しみ、豊かな時間を持つ事が出来るんですよ。
まだまだこの小瓶にお花を生けて飾る活かし方がイッパイあるので、またアップさせて頂きますね。

内藤正風PROFILE

内藤正風

平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。