いけばなでは「陰陽」という事を学びますが、これは対立ではなく共存の大切さを学んでいるのです
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ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は今年5月に開催する「光風流いけばな展」に作品を展示される皆様への説明会から1日が始まりました。
そんな説明会において、この度のいけばな展の趣旨説明を行ないながら思ったのです。「いけばなの作品って対立ではなく共存させることによって魅力を生み出すことが出来ているんだよなぁ」と。
器、敷板、様々な花材、その場所、その機会、全ての要素が対立ではなく共存する事によって、魅力が生み出されているのです。
なので今日のブログは、そんな事について書きたいと思います。
いけばなから学ぶ「対立からは何も生まれない」という事
「いけばな」をはじめ、日本に古くから伝わる考え方に「陰陽(いんよう)」と言うものがあります。
ちなみにウイキペディア先生によると。。。
陰陽(いんよう・おんよう・おんみょう、拼音: yīnyáng、英: yin – yang[1])とは、古代中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰(いん)陽(よう)の二つのカテゴリに分類する思想及び哲学。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる 。
このような陰陽に基づいた思想や学説を陰陽思想、陰陽論、陰陽説などと言い、五行思想とともに陰陽五行思想を構成した。
と書かれていますが、こんなん読んだらますます意味不明になりますよね(笑)(笑)
「陰陽」って聞いて ”なにそれ?” って思われる方も多いでしょうが、「表裏」「明暗」「昼夜」と言うように置き換えると解りやすいかもしれませんね。
ここで重要なのは、一般的に「陰陽」とか「表裏」「明暗」「昼夜」って聞くと、相反し対立するものと言うように思われがちですが、実はこれって一体のモノであり共存するものだってことなんです。
陰があれば陽があり、陽があれば陰がある
例えば「表と裏」で考えてみましょう。
上の写真の様に、手には表と裏が有りますね。
仮に手のひらの側(写真で上向いている方)を裏、手の甲の側(写真で下向いている方)を表とします。
これどちらか一方だけでは、手は成立しないですよね。
手には表(手の甲)も裏(手のひら)も必要なんです。
両方備わっていて初めて手の役を果たすのです。
つまり、陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、互いが存在することで己が成り立つって考え方になります。
陰が弱くなれば陽も弱くなり、陰が強くなれば陽も強くなる
次に「明暗」で考えてみましょう。
太陽の光が当たれば、影が出来ますね。これはすなわち、陽の光が当たっているところが明るくて、影が出ているところが暗いって事です。
そしてこの影って、陽の光が強く当たれば当たるほど強い影になって現れます。陽の光が弱くなればなるほど、影も薄くなります。
すなわち、強い光が有るから強い影が有り、弱い光には弱い影が有るって事ですよね。
これは陰陽が互いにバランスをとるように、陰が弱くなれば陽も弱くなり、陰が強くなれば陽も強くなるって考え方です。
陰が多くなれば陽が少なくなり、陽が少なくなれば陰が多くなる
今度は「昼夜」を考えてみましょう。
地球には昼夜が有りますよね。
太陽が当たっている間は昼間で、太陽が当たらなくなると夜になります。昼の次には必ず夜が来て、夜の次には必ず昼が来ます。
言い換えれば、夜が有るから昼が有るのですし、昼が有るから夜が有るのです。
これは陰陽というものは、おたがいに影響を与え合いながら変化してゆくと言う事で、一種の「リズム変化」です。
陰が多くなれば陽が少なくなり、陽が少なくなれば陰が多くなると言う考え方です。
対立は、森羅万象の定めには無い
人って何かというとすぐに「対立」で物事を考えようとしてしまいます。
商売敵(しょうばいがたき)という敵対の考え方、雇用主と雇われ人と言うお互いに向き合う考え方、男と女、モノを売る側と買う側、〇〇 VS 〇〇みたいな。
こんな考え方するから、本質や真理にたどり着けなくなってしまうのだと思います。
いけばなでは「調和」や「共存共栄」によって、「魅力」や「価値」を生み出しています。そこに対立の構図や思考は一切存在していません。
もっと言うならば、物事を対立で捉えるのは、一番知恵の無い思考であり言動だと思うのです。だって違うところを見つけてそこを攻撃すれば簡単に対立できるのですから。
森羅万象の定めに「対立」は存在していないのです。その理由はただ一つ。それは対立の先には破滅しかないからです。
なのに人はすぐに敵対の構図に当てはめようとするから、何よりもまず自分自身がしんどくなっちゃうし、そこからは排他的な思考や言動しか生まれなくなってしまうのです。
こういう「いけばなの教えや学び」が、もっと世の中に広まっていったらいいのになぁと思います。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。







