令和8年 あけましておめでとうございます。今年は丙午の年ですが、その俗説について考えてみました

あけましておめでとうございます。内藤正風です。

皆様、輝かしい新年をお迎えの事と存じます。昨年は私のブログをお読みくださりありがとうございました。今年も1日1日を積み重ねてゆきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

丙午の俗説から思う、昔も今も、根拠のない話に踊らされる情弱者がいるという事

今年は「丙午(ひのえうま)」の年になります。いまでは気にされる方もほとんど居られないかと思いますが、丙午の年には災いが起こるとか、丙午の女性は気性が激しいなどという俗説があり、この年には出生率が下がったという年まであるそうです。

ちなみにこの俗説のきっかけは、江戸時代の大火で焼け出された一家がお寺に身を寄せ、その一家の女性がお寺の小姓と恋仲になり、もう一度会いたい一心で放火をしてつかまり火あぶりにされたという実話が元になっているそうで、その女性が丙午だったという事です。
とはいえ江戸時代にはSNSやテレビやラジオなんてものはないので、普通ならばこんな話広がることもないのですが、浄瑠璃や歌舞伎の演目に取り上げられた事で広く知られるようになったという事です。
なのでわたし的に言えば、たまたま丙午の人が事件を起こしたという事でしかないですし、その事件を面白おかしく取り上げ吹聴しまくった浄瑠璃や歌舞伎のせいで生まれた与太話だと思うのです。

ま、いつの世も、マスゴミと呼ばれるような存在が居るという事ですし、世に溢れている情報をうのみにせずに、自分でよく精査すると共に、責任をもって信じるものと信じてはいけないものを判断しないといけないという事だと思います。

「丙午」は素晴らしい年です

では「丙午」とはどういう年かと言いますと、いけばな的視点でとらえると、とても素晴らしい年だという事が出来ます。

いけばなでは、木・火・土・金・水という「五行」を大切に考えるのですが、この五行の要素である木・火・土・金・水の5つを陰と陽に分けて考えたものが十干というものになります。
そしてこの十干には、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)があり、この中の「丙」が、丙午の丙にあたるのです。
そして「丙」は、五行の中の「火」の「陽」にあたりますので、ものすごく勢いのある存在だという事が出来ます。

次に「午」ですが、こちらは皆様良くご存じの通り十二支の中の1つになります。ちなみにこの馬の陰陽は「陽」になります。馬は古来より洋の東西を問わず神聖視されており、特別な存在とも考えられています。

つまり「丙午」とは、神聖視される存在である午の年であると共に、丙の陽性と午の陽性が重なる年なのですから、いけばな的に分析すれば良い年に決まっていますよね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします

今年も、毎日ブログを書いてゆきたいと思っています。グダグダ話ばかりですが、よろしければお付き合い頂ければ嬉しいです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。