クジを引いて何かの役割が当たったのは罰ゲームではなく、自らで ”引いて” ”当てた” 成長と学びの機会なのです

こんにちは、内藤正風です。

今日も暑いですね。午前中にチョッと外に出て作業をしたら、暑さで倒れそうになりました。(笑)

そんな中、今日お稽古に来られた方とお話をしていて、自分で話をしながら「そうそうそうなのよ。。」って改めて思うことが有ったので、今日のブログで書きたいと思います。

クジを引いて当たったのは「罰ゲーム」ではない

皆さんも経験ありませんか。何かの担当や役割分担をするときにクジ引きで決める事って。
かなりのあるあるだと思うのです。
そしてこの時に、クジで当たったほぼ大半の方がこんな風に考えたり言ったりされていますよね。「うわ~、当たってしまった。。。」って。
しかし私はこの考え方は大きな間違いだと思っており、逆に喜ぶべきことだと思っています。

だって商店街のくじ引きで当たりを引いたら喜びますよね。それと同じ事じゃないですか。
なのになぜこういう時だけは、何か悪いことをしでかした人への罰ゲームみたいな感じの扱い方になるのでしょう。
「当たりを引いた」は罰ゲームじゃないんです。

クジを自ら引いて、引き当てたという事の意味

クジって基本的に自分で引きます。皆さんココ忘れちゃうんです。なので当たりは自分で引いたという事なのです。
誰かに「貴方やりなさい」って押し付けられたのではないのです。知らないところで勝手に決められていたのでもないのです。
仮にクジ引きの時に都合が悪くて休んでいても、それも含めて自分がそのくじを引いたという事なのです。

確かに、もしかしたらたまたまそのクジを引いたのかもしれません。あるいは神様の思し召しかもしれません。けれどどんな理由を付けようと1つハッキリという事が出来るのは、”自分で引き当てた” という事です。

同じ事を行なうのならば、自分の経験や学びにしたほうが良い

その立場にならなければ分からない事や、経験することが出来ない事も沢山あります。会社でいうならば副社長をどんなに長期間していても、社長でなければ経験できないことが有るのと同じです。

自分で引き当てたという事は、何かしらの意味があると私は思います。
これまでに経験した事がない事の場合には、その新しい経験を通じて自らの成長の機会にしなければ勿体ないですし、もし二度目三度目の場合には、これまでの経験を踏まえてもっと自己成長したり周りの人たちのお役に立てるようにしないと折角の機会が勿体ないと思うのです。

イヤだイヤだと思いながらその役割を行なうのも、自分の経験にしようと思ってその役割を行なうのも、同じその役割を行なうという事には変わりありません。
だったら、その機会を通じて自分の経験や学びの機会に出来る様にしたほうが、絶対に有意義になるのは間違いありません。

ネガティブな捉え方をする人と居ても幸せになる事は出来ないです

そしてこういう事には、必ず周りからネガティブな意見や感想を言う人が出てきます。「当たっちゃったのね。。。」とか、「運悪く引き当てたのね。。。」とか。
ハッキリ言います。そういう人って人生を有意義なものにするためにはどうしたら良いかという思考がないうえに、物事の本質をちゃんと理解できていなかったり、実は自分がそういう事をしたかったのに出来なかった妬みだったりというような事がその根底にはあるように私は思います。

当たっちゃったんではありません。「当てた」のです。
運悪く引き当てたのではありません。「自分に引き寄せて当てた」のですし、すなわち「運は良い」のです。
なのでそのような声には1mmも耳を傾ける必要は無いですし、逆にそういうネガティブな思考の人とは距離をとるくらいの姿勢でよいと私は思うのです。

人生を豊かにしてくれるのは経験や体験です。人よりもどれだけ沢山の経験をしているか、どれだけ人と違う体験をしているかという事こそが人生の豊かさなのです。
体験や経験は進んでしないと勿体ないと私は思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。