本日無事に「兵庫県いけばな展（豊岡市会場）」を終えることが出来ました。今回の展覧会も頑張ることが出来たのは皆さんが見に来てくださるからです

いけばな展は皆さんが見に来てくださるからこそ”励み”になるのです
一生懸命に向き合い、心を込めた作品をご覧いただきたい
見に来てくださる皆さんに心からのお礼を申し上げます
いけばな展のついでに観光？それとも観光のついでにいけばな展？

こんばんは。内藤正風です。

本日無事に「兵庫県いけばな展（豊岡市会場）」を終えることが出来ました。
会期中お越しくださいました先輩・友人の皆さん、本当に有難うございました。

いけばな展の初日には、光風流の皆さんが大型バスでテープカットに間に合うようにお越し下さり、お陰様で押すな押すなの大賑わいのテープカットになりました。

階段の踊り場までいっぱいに。本当に有難うございました。

いけばな展は皆さんが見に来てくださるからこそ”励み”になるのです

いけばな展に出瓶する作品を作るときに、私の一番の力になっているのは「皆さんが見に来てくださる！！」という事です。
もう少し詳しく言うと、皆さんがワザワザ時間を割いて、足を運んで、見に来てくださるのだから、上手下手は別にして一生懸命にそして誠心誠意心を込めてお花を生けたいといつも思っています。

一生懸命に向き合い、心を込めた作品をご覧いただきたい

上手下手は仕方ないと思います。経験が豊富な人は上手で当然です。まだ経験の浅い人は未熟で当然です。
なので私は上手な作品だから良いとか、下手な作品だから悪いとは考えません。
確かに単純に上手と下手とどちらが？と聞かれれば上手な方がよいでしょう。しかしそれは人間が作りあげている作品であるという事が加味されていない判断です。

人が生けている作品であり、自然の素材を材料にして生けているという事を考えると、その時によって思い通りな作品が出来るときもあればそうではない時もあるのが当然だと思います。
そんな中で私は、とにかく一生懸命に作品と向き合い心を込めていけたいと思うのです。
だってそこまで一生懸命に作品と向き合った結果、もし思い通りに作品が出来上がらなくても、それが今の自分の精一杯なんですから仕方ないじゃないですか。

「今回の作品あかんな。。。」って仮に言われても、「一生懸命やったんだけどごめんなさい。明日からもっと頑張ります」って胸を張って言えるじゃないですか。
それが逆に小手先だけでチョチョイと生けた作品に「いいですねぇ～」って言っていただいても、その作品に自分の魂は入っていないことを自分自身が一番わかっているんですよね。

見に来てくださる皆さんに心からのお礼を申し上げます

皆さんがワザワザ時間を割き足を運んで見に来てくださるのだから、心を込めて一生懸命に生けた作品を展示しご覧いただきたいのです。
上手下手は別にして今の自分の精一杯をご覧いただきたいし、それこそが展覧会を見に来てくださった皆さんに対して私が唯一出来る恩返しというかお礼ではないかと思うのです。

今回も会場に足を運んでご覧くださいました皆さん、本当に有難うございました。

いけばな展のついでに観光？それとも観光のついでにいけばな展？

ところで、今回のいけばな展の初日には光風流の皆さんが大型バスでお越し下さり、そのあと但馬で食事や観光や革製品作りを体験して帰られたのですが、帰りにバスに一緒に同乗させて頂いたときにチョット不安になりました。
だって座席に座られている足元から棚の上までお土産が満チクリンで溢れかえっていたんですもん。
いけばな展の見学のついでに観光されたんですよね。。。。。

まっ、いいか！！！
いけばな展が観光やお買い物に行く理由になって皆さんに楽しい時間を過ごして頂くことが出来たのなら～～！
（笑）

内藤正風PROFILE

内藤正風

平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。