「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言う言葉が有るように、歳いったら言動は丁寧にしないといけないよね

こんばんは。
今日はいつもよりも神戸の教室が早く終わったので、こんな時間からBlogを書いている、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

昨夜は友達と楽しい時間を過ごす事が出来ました。
みんなで一緒に食べたり飲んだりしながら過ごす時間は本当に楽しいものですし、色々なアイデアが湧き出て来て、至福の時間になりました。

 

いやー本当に色んな話をしました。
まあ大半は馬鹿っぱなしなんですが(笑)、その中で「歳いったら言動は丁寧にしないといけないよね~」って話をして、棟梁こと中川義仁さんと「そうだよね~」なんてうなずきあってました。(笑)(笑)

私は年長者が偉そうにするのは大きな間違いだと思っています

これは私の持論なのですが、人間年を重ねれば重ねるほど、言葉や行動を意識して丁寧にするべきだと思っています。
私も50歳を超えて、尚更それを強く感じるようになってきました。

50歳を超えると、世の中のいろんな集まりに出掛けると、そこに居るメンバーの中では高齢な方になってきます。
周りは年下ばかりって事も珍しくはありません。
ええ、昨日の集まりも私が一番の年長でした。

一般的に言うと、年上なんですから一番偉そうにしていても文句を言われない立ち位置になってきたって事なんでしょうが、私は年長者が偉そうにするのは大きな間違いだと思っています。

だって年上の人って、そこに居るだけで結構カサが高いですし、一目置かれますよね。
そんなカサが高くて既に一目置かれている人から、エラそうに上からの言葉遣いや態度で来られたら、もうそれだけで鬱陶しいじゃないですか。
俺は偉いんだぞーみたいな感じで近づいてこられたら「アホかおっさん!!」ってなりますよね。

なので私は自分より年下の人には、出来るだけ丁寧な言葉使いや態度で接するようにしています。
親友で「おいアホ!!」ってお互いに言い合えるくらいの仲の人は別ですが、そうでなければ出来るだけ丁寧に接するようにしています。

年齢が上だなんていうのは偉くもなんともありません。
そんなものには何の価値もないのです。
ってか、そもそも偉いかどうかは自分で決める事ではなく、相手の人が決める事ですよね。
年上だから尊敬しろ~なんて愚の骨頂ですよね。
尊敬できるかどうかも相手が決める事です。
年上だから大切にしろなんて言うのも押し付けですよね。
相手から大切にしたいと思ってもらう事が出来る存在かどうかがポイントですよね。

相手に丁寧に接するということは、相手の人物を推し量ることにも通じる

相手の方に丁寧に接している中でもし万一、相手の人が図に乗って偉そうにして来たら、その人とは付き合いをしない様にしたらいいんです。
だってその人は、年長者に対する敬意も、人として相手を敬う気持ちも備わっていないって事なんですから。
そんな人と無理にお付き合いさせて頂く必要ないですよね。

古来からの言葉に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言う言葉が有ります。

 

稲穂は成熟して実れば実るほど穂先が垂れ下がってゆきますよね。
それと同じように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になると言うことわざです。

私の知る限り、一流の人は言葉使いも行動も丁寧ですし、相手を見下す事もされないです。
逆に小人物ほど尊大に振る舞います。

そんな事を昨日の席で話していたので、これは私自身への戒めとしても大切にしたいと思い、今日のブログに書きました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。