「基本」があるものには必ず「変化」や「応用」がある。思いっきり変化や応用で遊ばないと楽しくならないです。

終わりましたーー!無事に終わったーー!!
もうネムネムの内藤正風です。

昨日と今日の2日間、毎年恒例の「お題講習会」を開催し、無事に終わりました。
昨夜は自ら泥沼に飛び込んで、睡眠2時間半という状態。まあ毎年の事って言えばそうなんで慣れてはいるのですが、さすがに眠いです。
いま赤ちゃん状態で、手が暖かいのが自分でもわかるくらいになっていますー(笑)

お題講習会はその文字から受ける印象とは真逆を目指している講習会です!

名前を聞くとスッゴク堅苦しい講習会のように聞こえるでしょうが、わたし的には「遊び人を育成する講習会」だと思っています。

みんないろいろ自由です(笑)

ガッツリスマホ握りしめて、カメラ起動中って、何をしようとしてます?(笑)

 

パワポの動画が始まったら、スマホにタブレットにデジカメ握りしめてこの迫力ですー。わたしの講義も見本花もこれくらい見てもらえたら嬉しいのになぁーーー(笑)

 

お絵かきも色鉛筆付きでムッチャ丁寧です。ええ、わたしはこんな絵描けませんーーー!

 

いけばなは「型」をいけるものではない

”いけばな”って聞くと大半の皆さんが、お花を決められた形に生けるものだと思われていると思います。
けれど実は”いけばな”って決められた型に生けるものではなく、自分の思うとおりにお花を使って表現をするモノなんです。

ただここで問題になるのが「なんでもいいから自分の思うように表現してごらん?」って言われても、何をどうしたらいいかが解らないですよね。
そんな時に道具として役立つのが「型」と呼ばれるものなのです。これまでに学んだ「型」を指針にすることで自分のイメージを表現しやすくなるって事なのです。

「基本」があるものには必ず「変化」や「応用」がある

ちなみに「型」は”基本”と言い換える事も出来ます。
基本が有るということは、そこには必ず変化があり応用が存在するのですから、基本を学ぶということは、その基本を元にして変化応用することにこそ面白みと言うか、いけばなの醍醐味が有るということが出来るのです。
昨日と今日の講習会では、この変化や応用や活用の方法について皆さんにご紹介させて頂き、実際にお花を生けて実践して頂いたということなのです。

変化や応用や活用なんて、まーじめな顔して真剣に考えても面白いものは生まれませんし魅力的なものを作り上げる事は出来ません。目一杯の遊び心でイメージし子供の様な無邪気さで妄想するからこそ、”おーーっ!”とか”えっ?”とか思うものを生み出せるのですし、それをしている自分自身が楽しくて楽しくてついつい笑ってしまっちゃうって状況に入れるのです。

遊び心の豊かさが魅力的な作品を生み出すのです

私は光風流でいけばなを学ぶ皆さんには、もっともっと遊び上手になって頂きたいですし、遊びの可能性をバーンって広げてもらいたいのです。
すくなくとも難しい顔してお花を睨めつけているような”いけばな”はしてもらいたくないんです。

そんな思いと実践が、少しでも伝わっていたら嬉しいなぁ!!!

 

パワポや動画だけではなく、最後の最後に私の参考花も写真撮影してもらえてよかったーーーー(笑)

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。