大人になってから始める習い事は面白い |「今さら」ではなく、今日より若い日はない

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

昨日、私共の教室にお越しくださっている70代の方と、現在開催中の指導展の事についてLINEをさせて頂いている中で、「体験させて頂く事を励みに足を運びます」という一文があり、有難いと思うと共に、私も見習わせて頂かなければと思ったので、今日はそんな事についてブログを書きたいと思います。

大人は「分からない」が分かる

大人になってから、新しい習い事を始める方がおられます。いけばなのお稽古でも、「子供の頃からやっていました」という方ばかりではありません。大人になってから初めていけばなを始められる方も、たくさんおられます。

そんな方を見ていて私は、「大人になってから始める習い事って、良いなぁ」と思うのです。どういうことかというと、子供の頃に何かを習う時には、「分からない」ということ自体が、よく分かっていないという事があります。しかし大人になると、自分が何を知らないのか、どこが出来ていないのかが、ある程度分かるようになります。
「ここが難しいな」「どうしてこうなるんだろう」「先生が言っていることは分かるけれど、実際にやってみると出来ない」そんなことを、自分自身で感じることが出来る。

これは大人になってから習い事を始めたからこそ体感する事ができる、面白さの一つだと思うのです。

大人だからこそ、楽しめることがある

子供の頃の習い事って、親の存在って外せないですよね。親に勧められて始められた方も一定数居られるでしょうし、逆に親に習い事に行きたいと言っても反対されて出来なかった方もあるでしょう。でも大人になってから始められた方は、「これをやってみたい」と自分で選んで始められている。
だから、同じ習い事でも、子供のころから始められたのと大人になってから始められたのとでは、意味合いが違ってくると思うのです。

いけばなでも、「花が好きだから」「季節を感じることが好きだから」「以前から興味があったから」「何か新しいことを始めてみたかったから」と、始める理由は人それぞれです。
けれど理由は様々あれど、いざ始めてみると、最初は知らなかったことを知り、出来なかったことが少しずつ出来るようになっていくという、この体験を満喫し楽しむ事が出来るのは、新しく始められた方だけが得られる特権なのです。

「今さら」なんてない

大人になってから習い事を始めようとすると、「今さら始めても遅いかな」と思われる方もおられるかもしれません。でも、私はそうは思いません。
もちろん、始める年齢によって出来ることや身につき方には違いがあるでしょう。でも、それを理由に「始めない」というのは、絶対にもったいないと思うのです。だって、今日始めなければ、明日の自分も今日と同じなのですから。

でも今日始めれば、明日の自分には今日知らなかったことが一つ増えているかもしれない。今日出来なかったことが、いつか出来るようになるかもしれない。そう考えると、大人になってから始める習い事というのも、物凄い価値があると思うのです。

人生には、まだまだ知らないことがある

私は、人生というのは「もう知っていること」を増やしていくことだけではなく、「まだ知らないこと」に出会っていく事でもあると思っています。
大人になったからこそ分かることがあります。大人になったからこそ楽しめることもあります。そして、大人になったからこそ「もっと知りたい」と思えることもあります。

だから、もし「やってみたいなぁ」と思っていることがあるのなら、年齢を理由にしなくてもいいんじゃないかなぁと思います。だって、新しいことを始めるのに、「遅すぎる」ということは、絶対に無いし、今日より若い日は無いのですから。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。