明日から、指導者を育成するスペシャリストを育てる講習会を開催します

こんばんは。内藤正風です。

明日から久しぶりの講習会を開催します。
んん~~この講習会開催するの何年振りだろう???たぶん5年ぶりかな?その前に開催したのも5年くらい遡ると思います。

指導者を育成するスペシャリストを育てる講習会を開催します

この講習会は対象者となる人が極めて少なく、数年に1度の開催って感じなんです。
ちなみにどういう方が受講されるのかというと、光風流家元准講師の検定を受験される方に向けた講習会で、この講習会を通じて光風流准講師に必要な知識と技術などをはじめとした素養を開発することを目的としたモノなんです。

講習の内容は、いけばなを生ける技術や知識だけではなく、指導者としての姿勢や政治経済、インターネットやSNS、時代の流れなど広範囲にわたります。
何故こんなに広範囲にわたる内容を学んで頂く必要があるのかというと、光風流家元准講師というのは、ある意味家元に代わる立場でもあるので、単にお花を綺麗に生ける事が出来るってだけでは、就任して頂く事が出来るものではないのです。

”いけばな”は、お花を綺麗に生けていればよいものではない

”いけばな”はお花を生けます。しかしその目指すところは、お花が綺麗に入っていればよいという事ではありません。

いけばなを通じて学んだことを日常生活やお仕事にどの様にすれば役立てる事が出来るのか気付く事であり、いけばなを通じて自分の周りにいる家族や友達や仲間を幸せにする事こそが”いけばな”の目指すところなのです。

例えば、お花は自然のものですから1本1本全て枝振りが違います。真っ直ぐな素性のお花、首が曲がってお花が横に向いているもの、100本あれば100通りあります。
そんな中で、右側に倒れているような枝を無理やりに左側に倒して使っても枝ぶりを生かす事は出来ません。
すなわち特徴を見極め生かすという事です。
これ人も同じです。計算が得意な人を営業に行ってもらっても、その人の特長を生かす事は出来ません。

こんな風に、いけばなからの学びを日常生活やお仕事などに置き換えて、どの様にすれば役立てる事が出来る学びとする事が出来るのかということを、光風流の皆さんに伝える事が出来るとともに自らもそれを体現している存在、それが光風流家元准講師なのです。

「こんな生け方を学びましょう~」という講習会ではありません

講習会と言っても「今日はこんな生け方について学びましょう~」って言うスタイルのものとは全く違います。この講習会を通じて素養を開発し育てるという事を目的にしたものなのです。なので名称も「光風流家元准講師開発講座」といいます。

5年前と今とでは、流派のシステムで改正したこともあります。世の中の価値観も変わっています。5年前にはスマホを持っている方は少なかったですが今やほぼ100%の方がもたれているように、日常生活自体マルッきり変わってきています。
当然この講習会での内容も大きく変わっている部分もあります。

ってことで、この講座のマニュアルを見直して修正したり付け加えたりという作業を数か月にわたって行っているのですが、まだまだ足りないって感じです。
まあ明日開催する部分のマニュアルは修正など完成しているので、あとは見直して確認するだけでオッケーなんですが、その後の開催部分についてはそれぞれの講座開催までに順次マニュアル更新を完成させていく予定です。

さあ、明日の5年ぶりの「准講師開発講座」、楽しみだなぁ~~~!!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。