お正月に生けて飾ったお花は ”とんど焼” のときに燃やさずに、「おさがり」として生け直して飾ってください

こんにちは。内藤正風です。
今日はバスで移動しながらのブログアップです。

いや〜さすが新年明けて、帰省が多い4日の金曜日です。通常のバスは満チクリンで、臨時便が出ているのですが、その臨時便も満チクリンです。

乗れて良かったーー!

お正月のお花は「とんど焼き」の時に燃やさないでください

松の内が明けると、「お正月のお花は「とんど焼」の時に注連縄とかと一緒に燃やしましました」ってお話をよく聞きます。


燃やさないでください~~!!!!!

お正月のお花に使われている”松”には、年神様の依り代としての役割があります。
なのでその意味でいうと、注連縄と一緒に燃やそうという発想も解ります。
しかし燃やさないでください!

日本にある「おさがり」と言う考え方

日本には神前や仏前にお供えした供物や使用したものなどを頂く「おさがり」と言う考え方が有ります。
「おさがり」とはすなわち、神仏からの賜りものと言う事です。
これは食べ物とか飲物とかというものだけではなく、その祭礼に使用したもの全てにおいて「おさがり」と言う考え方で再利用をします。

例えば一番大きなものでいえば、伊勢神宮や出雲大社で定期的に行われている”式年遷宮”では、元々使われていた社殿は壊して捨てるのではなく、各地の神社などに移設して再利用されています。これも”おさがり”ですよね。
身近なところでいうならば、お家の仏様にお供えしたご飯などをお祀りした後に下げてきていただきます。これも”おさがり”です。

お花も”おさがり”として生かす事が出来ます

なのでお花も”おさがり”として再利用することに、何の問題もないのです。

お正月が終わったら、飾られているお花に使われている ”水引” や ”奉書” などは外してあげましょう。この水引や奉書などは、”とんど焼き”の時に一緒に燃やしたら良いでしょう。

それから傷んだお花があるならばそのお花を抜いて整えたり別のお花をプラスして飾って頂ければ良いと思います。あるいは別の器に生けなおしたり、別の形に生け直したりするのも、楽しいと思います。

「おさがり」とは、命やモノを大切にする日本の良き考え方です

この時期はお花が長持ちしますので、綺麗なお花を燃やしちゃうって勿体ないですよね。お花も命が有る存在です。
せっかく綺麗に咲いているお花なのですから、そのお花を火にくべて燃やしてしまわず「おさがり」として生けなおして飾って頂き、お花の命を全うさせてあげることを私は周りの皆さんにお勧めしています。

お正月が過ぎたからと言ってお花を捨てたり ”とんど焼” で燃やしてしまったりせずに、「おさがり」として再利用させていただき最後まで愛でてあげてくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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