”融通をする”という事と”甘やかす”ということは全く違う事だと再認識する機会になった2018の師走

こんばんは、内藤正風です。

お正月も3日目になるとグダグダしているのにも飽きてきて、ゴソゴソし始めています。きっとジッとしていられない性分なんでしょうね。(笑)
で、部屋の荷物の移動をし始めたのですが、こっちの部屋の物を片付けて別の部屋へ持って行き、また別の部屋から荷物を運びこんでいると収拾がつかなくなってきちゃいました。最悪です。。。。。

私の思い違いで。。。

最悪と言えば、私の未熟さによる考え違いが原因で、平成16年から取り組んでいたプロジェクトが最悪の結果で終わってしまいました。
平成16年の1月からですから、約15年間の時間をかけてきたのですが何ともならなくなってしまいました。
具体的に申し上げて傷つかれる方が出てはいけませんので申上げませんが、昨年末から何が悪かったんだろうとズ~ッと考えていました。
あっ、スミマセン嘘つきました。ず~っとは無理です。私そんなに思いつめる事も考え続ける事も出来ません。(笑)

で、この全ての原因は、私の未熟さによる考え違いにあると思ったのです。

”融通をする” という事と ”甘やかす” ということは全く違う

どんな考え違いをしていたのかというと、”融通をする”という事と”甘やかす”ということをキチンと区別できていなかったという事です。

融通の語意は、
◎とどこおらずに通ずること。(すべてに行きわたって通じ、少しも渋滞しないこと)
◎有無を通じうまく運ぶようにすること。
甘やかすの語意は、
◎甘えさせる。特に、きびしくしつけず、わがままにさせておく。
となっています。

このプロジェクトのリーダーをお願いしていた方は私の親くらいの年齢の方なので、このプロジェクトがスタートした当初から、その方のお考えやご希望を聞きながら、お顔をつぶす様な事が無いようにそして少しでもやりやすくなるようにと思って行動をしてきました。
しかしそんな私の考えが大きな間違いだったのです。

そうです、私は相手の言い分を尊重して融通していると思って行なっていたことが、単に我儘にさせてしまっていただけだったのです。
その事が、今回の件の全ての原因になってしまっていたという事に気付いたのです。

結局元凶は、”良い人に見られたい”と言う自欲

この年齢になって、”融通をする”という事と”甘やかす”ということをキチンと区別できていなかっただなんて、恥じるばかりです。

夏目漱石の ”草枕” の中にある一文「智に働けば角がたつ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ」とはよく言ったものだなぁ。。。なんて思います。
しかしよくよく考えると、”融通をする”と”甘やかす”がキチンと区別することが出来ていなかったその原点は、 ”良い人に見られたい” という自分の欲が元凶なんだと改めて気づきもしました。

やっぱり私もまだまだ甘ちゃんなんですね。人に良く見られたいだなんてそんな考えは私には無いって思っていましたが、この有様です。

って事で、明日からは”融通をする”と”甘やかす”を間違えない様に行きますよ~~!
そこんとこヨロシク~♫

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。