「事始め」って、段取り八分を日常生活に当てはめたものだと思います。

こんにちは。内藤正風です。

今日は朝から「事始め」をおこないました。

「事始め」とは、ぱっと聞くとお正月の様に思われる人もあるでしょうが、古来よりの伝承によると、この日より新年に向けての準備を始める日とされています。

ただここでいう新年の準備というのは、大掃除や今年の片付けごとという意味よりも、新年に年頭から良いスタートを切るための準備という意味合いの方が強いのです。

「段取り八分(はちぶ)」という言葉が有ります。

この言葉は大工さんなど職人さんの世界でよく使われている言葉だったと記憶しています。
良い仕事をするためには、仕事の八分(8割)は段取りで占められ、残りの二分(2割)が実際の作業になるという教えだそうです。
しかしこれは職人さんの仕事だけに関する事ではなく、どんな仕事にも当てはまる事だと思います。

一つの仕事には、事前の準備がとても重要であり、この良し悪しが仕事の効率や出来に大きく影響してきます。
だからこそ、事前の準備を疎かにしてはいけないと言うことなのです。

事始めも段取り八分の考えと同じです

1年も同じで、年が改まってから"さあどうしよう?"では良いスタートを切ることが出来ないですね。
年が改まる前に1年を省みて、次年度の方針や計画を考え、必要な準備を行なっておく。
これこそが事始めの本質なのです。

光風流では「事始め」で来年の準備は全て完了します

今日の事始めで、来年からの準備も完了いたしました。
幹部の方にお渡しさせていただく特別な階級のお免状の授与、各地の支部のお世話をしてくださる役員などの任命、来年度の事業計画の発表などなど、全て完了です。

あとは忘年会に押し流されながら、新しい年が来るのを待つばかりです。

って事で、これから押し流されに出かけてきま〜す!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。