「日本いけばな芸術展」で副家元がおこなった”いけばなデモンストレーション”をYouTubeにしました

こんばんは。内藤正風です。

10月3日からスタートした「日本いけばな芸術展」も、本日無事に閉会することが出来ました。

いけばな展は1人の力では出来ない

会期中にお越し下さった友達の皆さん、光風流の出瓶者のご関係の皆さん、光風流の皆さん、本当にありがとうございました。こうやって皆さんがお越し下さるからこそ、精一杯の作品を作って展示しようと思う原動力になるのです。

 

そして今回のいけばな展に出瓶して下さった5人の先生方、本当にお疲れ様でした。
先生方が労力を惜しまず作り上げて下さった作品、連日会場に出向いておこなって下さった朝の手直し、そして会場の作品がある付近でお越し下さる皆さまをお迎えして歓迎して下さったからこそ、こんなに素敵ないけばな展にする事が出来たのだと思います。

 "いけばな展"は挑戦するからこそ楽しいし、記憶に残る機会になる

私は"いけばな展"は、挑戦するからこそ楽しむ事ができるようになるものだと思っています。

作品作りで自分の限界に挑戦する、あるいは今までにしたことのない作品に挑戦する、今までに扱った事のない花材に取り組んでみる、挑戦する事って色~んな事が出来るのです。

そんな中で今回の日本いけばな芸術展では、愚息の副家元に挑戦と言うか新しい経験をさせる事が出来て良かったと思っています。

同じ事をしても、場が変われば緊張感も違ってきます

副家元の挑戦と言う新しい経験というのは、”いけばなデモンストレーション”を担当したという事です。
って言っても、今までに人前でお花を生けるデモンストレーションは度々おこなっています。だって光風流の講習会で講師を担当したりしていますし、その他にも色んな機会にデモンストレーションは経験しています。

しかし、諸流の先生方がおられる前でデモンストレーションを行うというのは初めての経験でしたので、きっと彼的にはこのデモンストレーションを行うにあたって、色んな思いや感情があったでしょうし、緊張もしたことだろうと思います。

そんな機会を得る事が出来て本当にありがたかったですし、愚息には良い経験になったことと思います。

失敗するのは若いときのほうが良い

人は失敗をする生き物です。失敗をしない人間なんてこの世の中には存在していません。だからこそ同じ失敗をするなら若い時にしたほうが良いと思っています。

あっ、今回のいけばなデモンストレーションに失敗があったんじゃないですよ。しかし彼的には「思っていた通りに出来なかった~」とか、「もっとこうしたら良かった」とか「もっとこんな風に出来たのになぁ。。」とか色~~んな思いが渦巻いている事と思います。

失敗とまで行かなくても、実際におこなうことでその中から学ぶ事って本当に多いです。実地に体験しながら学ぶ事が出来る。これこそが一番の学びだと思うし血肉になる経験だと思います。

副家元のデモンストレーションを、折角なので記録に残しておくためにBlogで紹介させて頂きます

って事で、副家元のいけばなデモンストレーションの動画をまとめてみましたので、よかったら見てやってください。

※音が出ますので、ボリュームにはご注意くださいね。

 

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。