自然に畏敬の念を払い自然と共に生きるという事こそ、心豊かな生活を送るための第一歩だなぁと感じた日

こんばんは。内藤正風です。

朝から出かけていて今帰宅しました。こんなに暑いと外にいるだけで汗だくになってしまいますし、そのお陰で体力を消耗するのかクーラーの効いた部屋に入ると眠くて仕方がなくなりませんか?
はい。私、いまもうすでにネムネムですー。(笑)

今週末に開催する「光風流  夏季セミナー」の講義の準備もしないといけないのですが、脳みそが完全思考停止で使い物にまりませんーー。
なんならこのブログを書いているだけでも、寝落ちしちゃいそうな勢いです。

今日は午後から神戸で教室でした

今日は午後から神戸の教室でお稽古を行いました。教室にはクーラーが効いているので汗ばんだりする事は無いのですが、やはり夏本番と言う感じです。

そんな中今日の教室ではお稽古にこられているお姉さんのお一人がお茶菓子を差し入れしてくださいました。
差し入れしてくださったのはこのお菓子。

お菓子から感じる涼しさ

このお菓子を見て日本の伝統的な知恵って凄いなぁと思いました。
何をすごいと思ったのかと言うと、これだけの暑さの中であゆのお菓子を見ただけでなんとなく涼しさを感じたからです。

鮎のお菓子って日本中いろんなところで似たようなものが売られていますよね。そして1年中売られているものでもありますので、他の季節に見たときにはそんなことをあまり感じません。
しかし夏真っ盛り、そして溶けてしまいそうなほどの暑さの今日、教室でこのお菓子を見たときに、思わず「ああ涼しそうだなぁ」と言う印象を待ち待ちました。

自然に畏敬の念を払い、共に生きるということ

夏は暑いに決まっています。(最近の暑さは異常ですけどねー)
そんな中、夏の暑さを逆に楽しんじゃうという考え方って、自然とともに生きてきた日本人ならではの生き方だなーって思うのです。

夏用の座布団や建具を使う。打ち水をする。なんてことは最近ではあまり一般に見かけない夏の風景になっちゃいましたが、心豊かな人生って、こういう夏を感じ、そして夏を満喫し、夏を楽しむってことを言うんだよなーーって、改めて感じる機会になりました。

物質的な豊かさは身の回りにあふれている昨今、古臭いと言われるかもしれませんが、こういうことに目を向けた生活こそ大切なんだよなーって改めて思う機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。