物覚えが良くて何でもそつなくこなす人は指導者には向かないと私は思います。それはなぜならば、指導者に一番大切なものは知識や技術ではないからです

こんばんは。内藤正風です。

今日は朝から晩まで本部いけばな教室でお稽古でした。
あっ、忙しかったわけではないんだけれど朝から良い感じで皆さん順番にお稽古にお越しくださって、今気が付いたらFacebookに今日は何にもアップしていなかった~~!
まあそんな日もあるさーー(笑)

今日のお稽古は忙しくてばたばたしたわけではないので、お稽古に来られた皆さんと色んなお話をする事が出来た1日でした。いやー、楽しかったなぁ!!
クリーニングもお預かりしたし(笑)(笑)(笑)

 

 

良い指導者とはどんな人なのか?

今日はそんな中で、「出来の悪かった人の方が良い指導者になる事が出来る」というお話をしました。
これは私のこれまでの経験からの持論なので、そんなん違うって言われてもどうしようもないのですが。。。(笑)
人は、ひとつの事を学び習得する過程で、中々出来るようになれなかったとか色んな失敗をしたという経験をした上で習得された人の方が、優れた指導者になる事が出来ると私は思うのです。

出来の悪かった人のほうが良い指導者になると思う理由

そう思うのには理由が2つあります。
ひとつ目は、自分自身が人よりも覚えが悪かったり理解が遅かった方は、何故理解が遅かったのか覚える事が出来なかったのかということを自分の体験を通じてチャンとわかっておられます。
すなわち、生徒さんが出来なくて試行錯誤をしておられるときに自分の経験をもとにして適切なアドバイスをする事が出来るという事です。

そしてもう1つ大切なポイントが、出来ない人や失敗した人の気持ちが理解できるという事です。
一部には、見たらすぐに出来るし聞いたらすぐに出来るという人もおられますが、大半の人は見て聞いて繰り返し練習することで学び覚えてゆくものです。ということは、世の中のほとんどの人は出来ない時のしんどさや失敗した時の恥ずかしさなどを感じているのです。そういう時にいかに周りからサポートが出来るかという事が指導者には一番求められる部分ではないかと思うのです。

良い指導者とは、自分が何でも出来る人のことではありません

「指導者」と聞くと何でもできる人、一定の成果を残せる人、何でも知っている人、という風に考えがちです。
しかしたとえ今そう言う存在であったとしても、生まれた時からそうだったわけではないのです。出来ない事がイッパイある中で1つづつマスターして今があるのです。
出来ない人に適切なアドバイスをして差し上げる事が出来る、失敗した人に失敗は経験と言う積み木を積み上げている事なのでドンドン失敗しなさいと言いサポートしてあげる事が出来る、これこそが指導者に一番重要な事だと私は思います。

何でも知っている、何でもできるは、言うまでもなく大切でしょう。しかしそれ以上に生徒さんの気持ちになる事が出来たり生徒さんの立場でモノを見ることが出来るということが、もっと大切な事だと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。