「いけばな」をビジネスや子育てやプライベートに役立てて下さっている生の声が本当に嬉しいです。

こんにちは。内藤正風です。

毎月1回開催している教室の「お花と人生を学ぶ会」で、いつも中心になってお世話してくださっている"マドンナ"こと雑賀静さんが、先日の教室の後、こんなブログを書いてくださいました。

自分のものさしほど当てにならないものはない!

「いけばな」が日常に役立っている生の声

マドンナはジーンズのスペシャリストで、ご自分のブランドを立ち上げられて日本を股にかけて活躍されています。
そんな彼女がこのブログの中で、ビジネスや子育てやプライベートを通じて感じられた生の思いを書いてくださいました。

一部抜粋してご紹介しますね。

ビジネスに於いても、育児やプライベートでも、《ひとりよがり》になってしまうと、周りを見渡した時に愕然とする事態に陥る…なんて事、ありますよね??

特に、デザインやプランニング等、何かを生み出す時は、時々引いて見たり、気分転換を外を見てみると、今までに気付けなかった事に出会える事もあります。
信頼出来る仲間に話してみるもよし!
とにかく、一人でモンモンと考えて、結論を出すのではなく、ちょっと視点を変えたりして、全体像や置かれている状況を冷静に把握すると、自ずと答えは見えてくる。
そんな事を、いけばなを通して再認識♡

いけばなは、決して〈花を生ける技法〉だけではなく、生きる智慧を与え、人生をより豊かにしてくれます。
そう思うと、この歳からいけばなを習うというのも意味がある。凝り固まった〈自分の常識、思考〉を見つめ直すきっかけになってますからね~♡

 

いやー、こんな風にいけばなを捉えてくださって、いけばなを見る目は達人レベルですよーー!

マドンナが書いてくださっている通りなんです。
植物は何もしゃべりません。犬のように"ワン"や、猫のように"ニャン"と言わないですが、静かに私たちに色々な学びを与えてくれます。
それも受け手である私達のレベルに合わせて、適切な学びを与えてくれるのです。

「いけばな」は、単にお花を生ける技術を学ぶものでは無い

「いけばな」と聞くとほとんどの方が、お花を綺麗に生ける技術を学ぶものと思われています。
たしかに「いけばな」はお花を生けます。しかし実はお花を生けて綺麗になったからそれで良しという事が「いけばな」の目指すものではありません。

「いけばな」はお花を生けるという行為を通じて、物事の本質を見抜く事ができる目を養い、真理に近づく事ができるように自らを内面から高めようとするものだと私は思います。

「いけばな」の作品作りに必要な3つの視点は、日常にも役立つのです

いけばなの作品を作り上げる時には、3つの視点が必要です。
それは、一本一本の花や枝を見るマクロの視点。そして作品全体を見る視点。最後に一歩引いて周りの環境も含めて見る俯瞰的な視点です。

これってマドンナがブログに書いてくださっている事がまさしくそのまま当てはまっていますよね。

お花を綺麗に生けることも確かに大切なことですし素敵なことです。
しかしそれだけに終始するのではなく、自分の人生やお仕事に役立てたり指針としてもらう事ができれば、嬉しいなぁと思いますし、そういう「いけばな」の魅力をもっともっと皆さんに知っていただきたい!!!って思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。