お正月に両方が細くなったお箸を使うのは何故かご存知ですか。

今日は年内最後の講習会を行い、明日からはお正月花に突入する、光風流家元 内藤正風です。

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皆さんはお正月に使うお箸は、何故両方細くなっているかご存知ですか?

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酔っ払ってお箸の上下の持ち方間違えても、大丈夫なように?
見た目が綺麗から?
みんなで料理を食べるから取り箸の心配がいらないように?
・・・・・


ぶぶぶ~~~~!!
残念です。

ってか、あのお箸の名前をご存知ですか?

お正月に使うお箸は「柳箸」といいます。

ヤナギは古来、神聖な木として考えられていて「魔除け」として扱われています。
なのでお正月のお箸はこのヤナギで出来ており「柳箸」と言います。

そしてこの柳箸は上下両方とも細くなっていますよね。
これは、一方は私たちが食事をし、もう一方は神様が使われるために細くなっているのです。
新年を迎え、新しい歳徳神様と正月の間に食事を一緒にする、すなわち私たちの一口が神様の一口でもあるという事なのです。

お正月の間に神様と一体になることで、この年一年間の無病息災や家内安全などの恩恵を授かることができるようにと言う事なのです。

ちなみにお正月のお箸は、誰が使ってもいいものではなく、一人一人の物なんですよ。
なので昔は家長が家族の名前を箸袋に書いていたのです。
(家長なんて今言わなくなっちゃいましたね(笑))

柳箸は祝箸として他にもいろんな呼び方がされます。

この柳箸も地域によって色々な呼び方がされています。
お箸の真ん中が太くなっている姿から、五穀豊穣を願って「俵箸」。
女性の妊娠している姿になぞらえて子孫繁栄を願って「孕み箸」とか呼ばれたりします。

いずれにせよ自分だけではなく、家族や一族の幸せを願う気持ちに、昔も今も違いは無いという事ですよね(^^)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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