”時間に振り回されている人” と ”時間を振り回している人”の違いって、実は凄く小さな2つの事だけなのです

こんばんは。内藤正風です。
今日は朝から晩まで本部いけばな教室でお稽古の予定だったのですが、どうしても急を要するいけばな作品の写真撮影があり、教室を抜け出して写真スタジオに行って立ち合いを行ってきました。

写真撮影ってやっぱり楽しいなぁー!

いつも〆切やスケジュールに追いかけられている人っていますよね

予定外や想定外の事が起こってスケジュールが変わっちゃうって事ってありますよね。まあこの事自体は良いとか悪いとかって事ではないですし、私はチョットハプニング的な事があった方がウキウキして楽しかったりしちゃうんですよねー。

ただこういう事があると思うのですが、世の中にはいつも時間に追いかけられている人って結構いますよね。
今している事が終わっても次の事柄の締め切りが目前に迫っていていつもヒーヒー言っている人や、〆切を守る事でイッパイイッパイで最低限の達成レベルをこなすだけで終わってしまっている人、あるいは目の前の事をこなすのに精いっぱいで+αの付加価値をつけたり新しい提案をしたりする事が全くできていない人、こんな人を周りで見かけませんか??
実はこういう人って、自分で負のサイクルに入っちゃってドツボに足つっ込んでるんですよねー。

〆切に追いかけられない様にするための2つのポイント

このサイクルに入っちゃっている人の原因って色々あるのですが、大きなものとしては2つ挙げられると思います。1つは長期的なスケジュール管理が出来ていないということ、もう一つは出来る事をさっさと済ましていないと言うことです。

ひとつ目の”長期的なスケジュール管理が出来ていない”というのは、3か月後に「A」の〆切がある、半年後には「B」というイベントがある、それを把握しましょうという長期計画のことを言っているのではありません。
ココで私が言っているのは、出来る事からドンドン手をつけて〆切に関係なく早くに出来る事はとっとと片付けてしまいましょうと言うことなのです。

〆切は守らないといけないですが、ある意味守らなくていいのです

〆切は守らなくてはいけないです。しかしそれは定められた日よりも遅くなってはいけないよということであって、定められた日よりも早くに仕上げてはいけないってことではないのです。
具体的に言うと、3月末日が〆切のものを2月15日に仕上げてはいけないんじゃないんです。ってか、早い目に仕上げておいたら残った日数の中で見直しや再検討をする事も出来、もっと完成度を高めることも可能になるのです。
そして早い目に出来上がっているので、万一想定外の事が起こったり急な予定が入ってきても「うわー〆切が---」って焦る必要が全くなくなるのです。
これってすなわち先に書いた2つ目の”出来る事はさっさと済ましていく”ってことでもあるのです。

「頼み事は忙しい人にしろ」と言う故事からの学び

「頼み事は忙しい人にしろ」という言葉がある様に、忙しい人ほど今出来る事は今やってしまいます。何か頼みたいことがあってお願いに行ったら、即その場で関係先に電話とかして下さって「先方に話ししておいたから、今からこの足で会いに行っておいでー」とかって行動が本当に早いんですよね。

”時間に振り回されている人と時間を振り回している人の違い”って、たったこれだけだなんだと思います。
自分の事を”スケジュールや時間に振り回されているなー”って思う人は、是非このふたつを意識してみてはいかがでしょうか。これ私自身も意識している出来る男と女の第一歩です。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。