父が亡くなって20年。「お父さんありがとう」って言葉は、親が生きている間にちゃんと言っておいたほうが良いよ~って思う父の日

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

一昨日から、私の廻りの友達がBlogをFacebookにシェアしても、サムネイルが表示されないと言う現象がとても沢山起こっています。
私も一昨日はサムネイルの写真もタイトルも表示されず、今日はちゃんと表示されるのかなぁ。。。なんて思いながらBlogを書いています。

今日は天気良かったですね~。
私は朝から午後4時まで講習会を本部いけばな教室で行っていたので、残念ながら太陽と戯れる事は出来ませんでした。
けれどいつもお世話になっている先輩からBBQしているからおいで~ってお声掛け頂いていたので、お言葉に甘えて講習会終了後に夕刻から遊びに行ってきました。


BBQに向かう時に、青空があまりに綺麗だったので一枚撮ってみました

今日は父の日

いつもお世話になっている先輩のところでBBQをしながら、「今日は父の日だね~」って話になりました。
親と子、父と息子、父と娘、色んな形が有るんでしょうが、母の日に比べると父の日ってなんとなく盛り上がりに欠けていますよね。
まあ盛り上がったからどうだって話ではないのですが。。。(笑)

そんな中で、親への感謝って結局は自分がその立場になって初めて感じるものだよって話になりました。
確かに私もそうです。

自分がその立場になって初めて分かる親の気持ち

自分の子供が幼稚園に行って、初めて、自分が幼稚園に行った時の親がどんなふうに思っていたのかを感じる事が出来ます。
自分の子供が社会に出て、初めて、自分が社会に出た時に親がどんなふうに感じたり思っていてくれていたのかを感じる事が出来ます。
自分の子供が結婚して、初めて、自分が結婚した時に親がどんな風な気持ちだったのかを感じる事が出来る。
ホント自分がその立場になって初めて親の気持ちが解ります。
「あ~こんな風に思っていたのかなぁ~。。」って。

照れくささから「お父さんありがとう」と面と向かって言った事が無い

私自身、日頃から「お父さんありがとう」とかって面と向かって言ったことはありませんでした。
決して嫌っていたわけではありません。
親には人一倍心配をかけてきた子供でしたので(これは自信が有ります(笑))、感謝することは山ほどありました。
けれど改めて「お父さんありがとう」って言ったりするのが、限りなく恥ずかしかったんですね。

私は父を亡くして20年になります。
そんな中で父とのことで後悔するような事は何もないです。しかし1つもし今からでも出来る事が有るならば、父に面と向かって「ありがとう」って言いたいなぁと思います。

もし今から1つ父親に出来る事が有るならば、面と向かって「ありがとう」って言いたい

この世に産んでくれてありがとう。
父と母の子供に産んでくれてありがとう。
いけばなの家に生んでくれてありがとう。
こんな言うこと聞かない私を育ててくれてありがとう。
いけばなを職業とさせてくれてありがとう。

このほかにも言いたい「ありがとう」は沢山ありすぎて、一つ一つは言えないかもしれない。
きっと今もし本当にそんな機会が有ったら、照れくさくてどうしようもなくて、僕の行動がおかしくなっちゃって、横で見ているとおかしいくらいになっちゃうんだろうなって思います。

けれどそれでも、きっとこの言葉を口から発するまでに時間はとってもかかるだろうけれど、心を込めてちゃんと言いたいな。
「おとうさん、ありがとう!」って。

そんな事を思った父の日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。