「のんびりしている時よりも、忙しい時の方が効率よく色んな事が捗る」の法則

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は終日、本部いけばな教室においてお稽古三昧の一日でした。
今月末に流派のイベントとして、展覧会形式の勉強会を開催するのですが、その会場で展示するモデル作品を担当していただく幹部の先生方のお稽古が本格化してきたので、朝から晩までお稽古三昧の一日となったのです。

そんななか今日は、以前から水耕栽培で育てていたアボカドを土に植える作業をおこないました。

 

一日中お稽古だったのですが、お稽古の合間のちょっと空いた時間に植木鉢の小さいのを倉庫から出してきて洗って綺麗にして、その後何時間か経ってまた手のチョット空いた時間に鉢植えの土を倉庫から出してきて、またその後の別の時間にアボカドを土に植えてって感じで行ったのです。

実はだいぶん以前から「植え替えしなくちゃな~」って思いながら、全然できていなかったのですが、「やろう!!!」って思って今日やっちゃいました(笑)

忙しくしている時の方が、効率よく色んな事が出来る

アボカドを植え替えようと思ってから、これまでに一日のんびり時間を過ごしていた日も何日もあったのですが、そんな日は「しなきゃなぁ~~~」って思いながら一日が過ぎちゃっていたんです。

こういう期限が迫っていないんだけれど、しないといけない事が有るときって、なんか私の感じでは、のんびりしている時の方が案外はかどっていない様に思います。
ことさら急ぐ用もなく、のんびりとしている時って、頭の中では「アレしないとな~!コレもしといた方が良いよなぁ~~!!」って思うだけで、いつの間にか一日が済んじゃっているんです。
逆にスケジュールが立て込んでいる時や、バタバタしている時の方が、忙しい合間をぬってチョット空いた時間を見つけては色んな事をして、案外色んな事が捗っているのです。

頼み事は忙しい人にしろ

昔からのことわざに「頼み事は忙しい人にしろ」と言う言葉が有ります。
人に何かを依頼するときには、忙しくされている人と、のんびりしている人が居られたら、忙しくされている人にお願いした方が結果が早く出るっていうことわざです。

たしかに忙しい時って、何か人から頼まれたらスグその場で対処対応しておかないと、時間がたったらその事自体を忘れちゃう可能性がありますし、何よりもその場ですぐにしておいたら一つ用事が片付くんですもん。

のんびりしていたら、「わかりました!また後でしておいてあげるね」とか「後で電話しておいてあげる」とかってなっちゃいますから、後でって考えている時点で即決即行動と比べると時間が掛かってしまい、結果が出るのが先延ばしになっちゃっているって事ですよね。

「のんびりしている時よりも、忙しい時の方が効率よく色んな事が捗る」の法則

先輩で、どう考えても私よりも何倍も忙しくされている人が何人かおられるのですが、その全ての人に共通する事が有ります。
それは、
忙しいと言われているのを聞いたことが無い事。
自分の時間を大切にすると共に、家族と一緒の時間を大切にされている事。
頼み事をしたら、出来る事は出来る!、出来ない事は無理!って即お返事をくださる事。
この三つです。

ちなみにこれって、出来る人の三要素なんでしょうね。

のんびりしている時よりも忙しい時の方が効率よく色んな事が捗るっていうのは、真理なんだなぁと改めて思った一日になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。