「出来る方法を考える人」と「出来ない理由を考える人」

昨日は朝から予定びっしりの一日でした。

最近よく皆さんから「お忙しくされているので、少しは休まれないと。。。」とかってお声掛け頂く事がよくあります。
そう言われてみれば、10月頭から展覧会や作品のご依頼などが立て続けにずぅ~っと続いて結構内容モリモリだったなぁ。。。っては思いますが、そんなに疲弊してヘトヘトだなんて感じは私的には全く持っていないんです。

だって、いけばな作品を作ることも、色んな場所で皆さんとお出会いさせて頂けるのも、楽しみでワクワクするし、楽しくて仕方ないんですから(^^)

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みんなと一緒にいたから、誕生日に思いもよらずこんなにいっぱいお祝いしてもらえたのですから!

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ふぅ~した後の写真でスミマセン(笑)

 

そういえば、これから年末になってバタバタしてくると、「忙しいから無理」とか「〇〇をしないといけないから出来ない」なんて言葉をよく聞きます。
こういう類の言葉を聞くと「あぁ~あ。。。。残念だなぁ」って思います。

それは何故かと言うと、これまでいろんな方とお出会いさせて頂いたりお話しさせて頂いている中で、私の知る限り、それぞれの世界で一流と呼ばれる方や第一線でバリバリ頑張っておられる方から、「忙しい」って言葉を聞いた記憶はあまりないですし、しなければならない事や仕事などの全てを、とっても楽しみながら行っておられると言う共通点があるように思います。
(私の独断なので、反対意見は却下します(笑))

仕事の出来る人や、周りから慕われている人、第一線で活躍されている方は、自分の仕事はしっかり行いながら、部下の面倒を見たり、先輩のサポートをされたり、人からの頼まれごとをこなしたりと、こんなに動いていて忙しくないはずがありません。

しかし、こういう方に限って、毎日毎日いつも夜中まで残業をしているとか、忙しい忙しいって言っていたりしないんですよね。逆にちゃんと家族との時間をもち、自分の趣味の時間をもち、そして仕事をバリバリこなされています。
何をしている時も、むっちゃ楽しそうなんです。
不平不満を言わないし、誰かのせいにもしない。
未来の夢や希望をいっぱい持たれています。

私はこの秘訣の一つが
「時間は出来るものではなく生み出すもの」と言う事。
そしてもう一つは
「出来ない理由を考えるのではなく、どうすればできるかを考える」と言う事。
この二点に集約されるのではないかと思っています。

「時間は出来るものではなく生み出すもの」

これはもうきわめて単純な事ですね。
何月何日何時から何時までは家族と一緒に出掛ける!とスケジュールされているんです。
時間が出来たら行こう。。。時間が出来たらやろう。。。ではないんですね。
なのでこういう方に頼みごとに伺うと、「わかったチョット待って!」って目の前で電話をかけてくださったり、自分では無理だからどこそこの誰それ紹介してあげるから出会ってお願いしておいで!ってその場で手配してくださったりと、本当にパッパッパッって物事が進んでゆきます。

時間に支配され振り回されているのではなく、時間を支配しコントロールされているんです。

「出来ない理由を考えるのではなく、どうすればできるかを考えている」

これも非常に簡単です。
出来ない。無理。ってことを正当化するのはむっちゃ簡単です。
時間がないからできない。仕事が忙しいから無理。家族がいるからできない。子供がいるからできない。
すべて自分以外の自分の身の回りにある事のせいにしちゃえば出来ない理由の完成です。

けれど一流の方や第一線で頑張っておられる方は、どうすれば自分の希望する方向に進んで行く事が出来るかと言う考え方をされるのです。
時間が足りないならば、どうすれば時間を生み出す事が出来るか。
自分の力量だけでは足りない事には、誰かにお願いして力を貸してもらえる人がないか考える。ってことなんです。

当事者意識を持つ事が出来るかどうか、それが出来る人と出来ない人の分かれ道

「出来ない理由を探す人」は、自分のことに対しても、自分の関わっているグループや組織の事に関しても、当事者意識を持っていない方なのだと思います。
なので何とかして、しなくていい方法を考えようとする。
すなわち出来ない理由を探すという行為になってしまうのだと思います。

「出来る方法を考える人」は、自分のことはもちろん他人の事も当事者意識を持って考えを進めてゆきますから、とにかくどうやれば出来るかしか考えないです。
あなたはお子さんに関する事を考える時に、チョット考えただけで無理っっ!!って即答しますか?
なんとかできる方法は無いか?誰かに頼める人はないか?って考えますよね。
当事者意識と言う事は相手の立場になる、あるいは自分に置き換えて自分の事として考えるって事ですよね。
「0」か「100」かではなく、目標や希望として持っている「100」に少しでも近づく事が出来るように、どうすればいいか。
「0」よりは「1」、「1」よりは「2」になるためにはどうしたら良いかと言う風に、思考するってことです。

当事者意識を持つと言う事は、問題点を洗い出しその解決をするという行為を通じて、問題が一つ一つ解決して少しずつでも目指す方向や希望する事に近付いて行く事が出来ますので、とても楽しいですし、そうすることで気持ちも自然に前向きになってくるように思います。

なのでこういう人たちは、超スーパーウルトラ前向きな方ばかりですし、よく働きよく遊ぶ方ばかりだと思います。

これから年末に向かって、忙しくなってきます。
忙しいという事は結構な事じゃないですか。
お仕事がある。誰かに頼られている。だからこそ忙しいのです。
今年の年末は、忙しい忙しいと言わず、出来ないという思考は捨てて、チョットでも自分の希望する事が出来るようにどうしたらよいかという考え方をしてみてはどうでしょうか。

今年の年末がムッチャ楽しくて、すっごい実りに満たされますよ。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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