おめでたい時に使われる「松」は、新芽の事を特別な呼び名で古来より呼ぶのをご存じですか?

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

お正月やおめでたい時には、色んな所で松を使います。
もうすぐむかえるお正月だと、門松や仏さんや神様のお花、お家に飾るお花、あるいは絵に描かれた松なんかも色々なところで目にしますよね。

そんな松ですが、この松の新芽を何て呼ぶかご存知ですか?
松の新芽なんて意識しないと判らないっていうかほとんどの方が「見たことないよー」って言われるかもしれないですね。

ちなみに松の新芽っていうのは、下の写真に写っている松の真ん中のプツッってした部分がそうなんです。

img_7311

 

この白い部分が松の新芽なんですが、この新芽の部分を松は特別な呼び方をするのです。

それは、「松の緑」って言います。

はい、白いですが緑って言います(笑)(笑)(笑)

ちなみにこの「松の緑」っていう言葉は、古今和歌集で既に使われているそうなので、平安時代前期の頃にはもう使われていた表現なんです。

白いですが「松の緑」です(笑)

って事で、本日はマダマダしないといけないことマンチクリンなのでこれにてーーー。
テヘペロ!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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