自分の事を一番わかっているのは自分自身ですが、自分の事を一番わかっていないのも自分自身です。

こんばんは。
いけばな光風流家元 内藤正風です。

「立秋」を過ぎて「処暑」になりましたね。
「立秋」とは、秋の気配が初めて現れてくる頃とされいて、その立秋から二週間強くらい後になって暑さが峠を越えて朝晩が少しだけ過ごしやすくなってくる頃に「処暑」と言う節目がやってきます。

今日はお昼に神戸の教室へ出かけたのですが、日中の気温はまだまだ高く暑い盛りのままですが、空の雲は秋の気配が満ち溢れ、あー夏ももうすぐ終わりなのかなぁ。。。なんて感じていました。

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昨日は、マックスブログ塾の壁下陽一塾長が主宰する「塾を作る塾」に参加してきました。

文面だけ見ると「塾」を作る方法などについて学ぶ機会と言うように見えるでしょうが、そう言う狭義なものとは全く違います。
一言で言うならば、自己を見つめる中で自らを成長させながら、自分だけではなく家族や周りの友達まで幸せにしよう。って事だと私は思っています。
ムッチャざっくりな一言なんで、よくわからなかったらゴメンナサイ。

そんな中で今回特に強く感じたのは、自分の事を一番わかっているのは自分自身ですが、自分の事を一番わかっていないのも自分自身だなぁってことです。

自分の事を一番わかっているのは自分自身ですが、自分の事を一番わかっていないのも自分自身です

今回塾生で参加しているのは、三十代四十代五十代のいい年をした、そして自分で会社やお店を経営されており、バリバリと活躍している人たちばかりです。
当然これまでの積み重ねてきたことも含めて、自分の事を一番よくわかっているのはそれぞれに自分自身です。
そんなの当然ですよね。

しかし、自分が思っている自分自身と周りから見ている自分って違っていたりします。
自分ではココは見せたくないって思っているところが、周りから見ていると「そこが一番あなたの特徴やん、そこ活かさないとー」って事もあります。
自分で全く意識していないところが、魅力を皆さんが感じてくださっていたりします。
ここが私の一番いい所だよーって思っていたところが、実は周りから見ているとどうでもよい所だったり、逆にそこが長所どころか邪魔になっていたりする事もあります。

自分では普通ーーだと思っている事が、みんなからすると興味津々ポイントだったりします。
そんな事を考えていると、もしかしたら自分の事を一番わかっていないのは自分自身なんじゃないかとも思います。

昨日の塾を一緒に受けたメンバーは、日頃から深い交わりを持っていたり、お互いに一緒に成長をしてきている仲間なので、塾生お一人一人を見ているだけでも刺激になったり学びになったりします。
そして、ココおかしいんじゃない?とか、こんな風にしたらどう?とか、この間のスッゴイよかったね!!って風に言い合う事が出来るので、その意味でもとても大きな存在です。

そう言う友達と一緒にいると、私自身が自分の事について、いかにまだまだわかっていないかって事を感じさせてもらう事が出来ます。

人間50歳も超えると、だんだん凝り固まってきちゃう部分が絶対にあると思うんです。
自分ではそんな風になりたくないと思っていても、知らず知らずにそんな風になってしまっている、これもわかっていないって事の一つの事例ですよね。

五十にして天命を知る

孔子の言葉に、「私は十五才で学問の道に入ろうと決意した。三十才で学問に対する自分の基盤になる学びを確立した。四十才で迷うことがなくなった。五十才で天命を悟った。六十で何を聞いても動じる事がなくなった。七十才になってからは、心のおもむくままに行動しても、道理から外れることはなくなった」というものがあります。

私は50才を超えていますので「五十にして天命を知る」というところでしょうか。
たしかに50歳を超えてから、今まで見えていなかったり感じる事が出来ていなかったことが、見えてきたり感じてきたりするようになってきました。

しかしそれとともに、その天命を全うするためにはもっともっと自分磨きをしなければ!!と言う気持ちが強くなっているのも事実です。

年齢から言えばただのおっさんです。
うん、立派なおっさんです。
下手するとおじいちゃんの域に入ろうかって年齢です。
だからこそ、ただのおっさんに成り下がるのではなく、一つでも魅力を身につけながら、面白いオッサンになりたいなと思います。
ここで言う面白いっていうのは、単に笑うとか笑わされるとかっていう事ではなく、魅力があるとかっていう意味の面白さを備えたオッサンになりたいなってことです。

これから一年毎、いや、一か月ごと、いや、日一日と変わってゆき、殻を破り続けてゆきたいなって思います。
自分の成長に限界無し。自分で出来ないと思ったらそこが限界になっちゃうのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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