学びは「盗む」事から始まり「真似る」ことで身についてゆくのだと思う

こんにちは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は朝から兵庫県いけばな協会の会議がありました。
まだ夏本番前ですが、夏の事業はモチロンのこと秋のいけばな展に向けて色々なことを決めてスタートを切るための会議です。

image会長挨拶の横で(笑)

そしてその後、友達のマドンナこと雑賀静さんと、アヤーコこと前田彩子さんのイベントに冷やかしに寄せて頂きました。
冷やかしだなんてひどい奴って思われますか?
実は女性を対象にしたイベントなので、私がマジでガッツリとイベント参加していた方がよっぽど怖い状況なんですよ(笑)(笑)(笑)

めったにない機会だからこそ、興味がわきます

けど冷やかしとは言いながら、折角普段は無い機会なので、勉強させてもらおうって思って寄せて頂いています。

マドンナは自分でジーンズのデザインをし、販売し、今や海外展開までされていて、アヤーコはサロン2店舗を経営しながらどんどん新しい事に挑戦されている、お2人ともスーパーウーマンなんです。
なので取り扱われている品物は女性ものであっても、その考え方や行動や取り組まれている事などは男とか女とかっていう枠を超えて、刺激になりますし勉強になる事ばかりなんです。

今日はそんなマドンナとアヤーコのイベントを見て、いっぱい盗んできました!!
いや盗んだといってもジーンズとか靴とか宝石とか形あるものではなく、マドンナとアヤーコの色々な行動や考え方や姿勢と言った無形のものを盗ませて頂きました。

盗んで学ぶ

いま、光風流に「いけばな留学」で来日されている生徒さんに、通常のお稽古と同時進行で、私以外の教室にお稽古に行っていただくカリキュラムを実施しています。
これは、色々な教室を見て体験していただく事で、帰国後の教室開催の参考にして頂く事を目的に行っているカリキュラムです。

色々な先生の行われている教室をご覧いただくと、教室の雰囲気がそれぞれに違います。教室運営の仕方もそれぞれに違います。指導の方法もそれぞれに違います。
たぶん同じ所はカリキュラムだけで、それ以外の部分は全部違うと思います。
すなわちそれぞれの教室に、それぞれの先生の考えや特徴が色濃く表れているということです。

この色々な教室を体験する事で、ご自身が帰国後に役立つアイデアや参考になるネタを沢山感じて頂く事が出来ると思うのです。
そして私はその中でも特に、良い所を見つけて勉強し参考にしてほしいと思っています。

人間は悪い所や足りないところは簡単に見つける事が出来ます。
これってハッキリ言ってアホでも出来る事ですよね。

そうではなく、自分が生徒さんを指導するようになられたときに、是非これは真似をしたいとか、参考にしようとか思うところを見つけて欲しいと思っています。

悪い所を見つけて、そこを取り上げたり責めたりする事から自分自身の学びは何一つ得る事は出来ません。
そんな無駄な事はしない事です。
もし万が一そういうところがあったとしたら(たぶんないでしょうが。。。(笑))、人のふり見てわがふり直せの言葉のように、その意味で気をつければよいと思います。

身近な人のされている事を直近で見て体験する。
こんなに贅沢な学びは他では得られない事ですし、お金では得る事が出来ない刺激と学びが満載の機会だと断言する事が出来ます。

あなたにはどんなアンテナが立っていますか

何を感じてくださるか、どんな刺激を感じてくださるか、どんな学びを得てくださるか、これは神のみぞ知るって事なのかもしれません。
しかし私は、一つでも多くの事を感じたり学んだりしてくださる事を心より願っています。

物事は見方次第で、学びや刺激になるかならないかが変わってくると思います。
興味を持って、疑問を持って、目を開き感じようとアンテナを立てれば、いっぱいの事を得る事が出来ます。

今日はマドンナとアヤーコのイベントに参加させてもらって、そんな事を改めて考えた一日になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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