鉢植えは水をやり過ぎると枯らしちゃいますよ。

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は早朝の日差しを浴びて、元気百倍なスタートでした。

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太陽の光って、それだけで元気が出てきますが、特に日差しを肌で感じる事が出来るこの時期の早朝の日差しは、無茶苦茶にテンションアップなアイテムです。

まさに太陽はその字のごとく、「陽」の気なんだと改めて思います。

 

そんな陽の気がどんどん大きくなり満ち溢れてゆくこれからの季節は、気温も益々高くなり、お家の鉢植えにもお水をいっぱいあげたくなってきます。

鉢植えを枯らす原因のトップは「お水のあげすぎ」

しかしチョット待ってください。
大半の鉢植えは、お水をあげすぎて枯らしている方が多いってご存知ですか。

鉢植えは植木鉢の中にしか土がありません。
まあ当然ですね(笑)
なので大半の方は、小まめに水をあげないと枯れてしまうって思っちゃうのです。
まめにお水をあげるのはいいのですが、鉢植えの土の状態をよく見ながら判断しないと、お水のあげすぎになってしまいます。

鉢植えの水やりポイント

基本的に鉢植えは、「鉢の土が乾いたらお水をあげる」と言うのを基本にして下さい。
何日に一度とかって決めてあげるっていうのは絶対にダメですよ。

鉢植えはその置いている環境によって、土の乾き方も違います。
屋内においている場合と屋外においている場合。
日当たりのいいところにおいている場合と日当たりの悪い所においている場合。
エアコンの風の影響を受ける場所においている場合とそうでない場合。
それぞれまるっきり違ってきます。

なので鉢植えにお水をあげるタイミングは、鉢の土を見て乾いたらあげるのを基本にして下さい。
但しここで注意してほしいのは、目で見て判断するのではなく、手で触って乾き具合を確認してもらいたいのです。
それも土の中に指を入れるくらいにして、表面ではなく内部の乾き具合を確認してくださいね。
目で見て表面の土が乾いていても、案外に鉢の内部はまだまだ水分があるのです。

なぜお水をあげすぎると鉢植えが枯れるのか

一般的に、植物はお水を絶やすと枯れたり傷んだりすると思われています。
確かに植物は水が無ければ生きてゆけません。
しかし、水が有りすぎても傷んだり枯れたりしちゃうのです。

なぜ水をあげすぎると傷んだり枯れたるするかと言うと、植物には根がありますが、実はこの根がいつも湿った状態だと「根腐れ」を起こしてしまうからなのです。

ダウンロード (5)根っこが傷んでこんな風に真っ黒けになっちゃうのです

根っこは土の中にあって見えません。
だから根っこがどんな状態なのかはわからないですよね。

お水を時々あげていて、鉢植えが元気がなくなってくると「水やりが足りないんだ!」って思って水やりの回数をふやしますよね。
けれど実はこの時点で、水のあげすぎで根っこが弱ってきているのです。
なのに水やりの回数を増やしたら、状況を悪くしているのです。
当然鉢植えはもっと弱ってきたり傷んできます。
「まだ水やりが足りないんだ!」って思って水やりの回数をもっとふやします。
もっともっと状況は悪くなっていって、最後には完全にかれちゃうって事なのです。

鉢皿の落とし穴

屋内の鉢植えは、鉢の下に皿を受けて置かれていると思いますが、この鉢皿も案外落とし穴なんです。
この鉢皿に水を貯めておけば大丈夫だって思われている方もおられますが、これもしちゃダメですよ。
鉢植えの上の方は土が乾いているように見えて、実は内部はいつもジメジメと湿っている状態になってしまっています。

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お水のあげかた

水やりは次の4つを意識してください。

①土が乾くまで水やりはしない。
土を触って表面だけではなく内部も乾いてきたなって感じになってからあげる。
鉢の置かれている環境や鉢の大きさによっても、乾き具合は違ってきます。

②水をあげる時には、たっぷりとあげて、鉢の底から水が流れ出るようにする。
鉢の底から水が出るということは、土の中の空気も入れ替わっているという事です。
根っこには空気が不可欠です。

③鉢皿に水はためない。
鉢皿に水がたまっている事で、土が常に湿気ている状態になるので、根腐れの原因になります。

④冬はほとんど水は不要です。
気温の低い冬は、植物は休眠状態になっています。
なのでお水はほとんど不要です。
(もちろんこれも、ガンガン暖房の効いているお部屋とそうでないお部屋とで状況は違います。)
ちなみに光風流本部いけばな教室においている観葉植物は、冬の間は12月~3月くらいまでの間に一度程度しか水はあげませんが、枯れずに元気です。

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鉢植えを枯らす人は、大半がお水のやりすぎです。

植物も生き物です。
生きた魚を運送するときにイケスの中に天敵の魚を一匹入れておくと、生存率が高いそうですが、植物も少し水が足りないかも。。。くらいの方が、植物自体の生きる力が大きくなると私は考えています。

折角の命なので大切にしてあげてくださいね。
あっ、今日のお話は大切にしすぎて大切に出来ていないって事でしたね(笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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