日本いけばな芸術展が大阪の高島屋で開幕し、その中で感じた情報の拡散によるメリットと、勝手に広まらないように制限することのメリットについて

おはようございます。いけばなの光風流家元  内藤正風です。

いいよいよ「日本いけばな芸術展」が開幕しました。

開幕にあたっては名誉総裁の常陸宮妃殿下の御臨席を仰ぎ、その後ご巡覧を頂きます。

撮影禁止なのでこんな写真でごめんなさい。

image

日本いけばな芸術展では、毎回、常陸宮妃殿下のご臨席をいただき開会式を行っているのですが、今回は例年になくモノモノしいものでした。

SPの方の人数もいつもより多かったですし、妃殿下を囲んでの午餐会では、一切の写真撮影禁止、SPの方も明らかに目につくように立っておられました。

今までの午餐会でしたら、写真撮影について禁止なんて言われた事がなかったですし、SPの人ももっと目につかないように立たれていました。

なんか皇族や宮家で何か起こっているのか?何か陰謀でも。。。って勝手な妄想をしたくなるような状態でした。

情報の拡散によるメリットと、勝手に広まらないように制限するメリット

わたし的には、こういう時にこそみんなに写真撮影してもらって、SNSとかにバンバンアップしてもらったら、いけばなや皇族の事を皆様にお伝えする好機になると思うんだけど、そんな事よりももっと大切なことがあるのでしょうね。。。

以前はご巡覧の時に、写真撮影なんて自由だったし、もっと昔には宮様と一緒に記念撮影とかもオッケーだったこともあるんですよ。そう考えると、以前の方が今よりもっと進歩的だったんだなーなんて思ったりもします。

今回の措置がなぜ取られたのか、時代の流れで仕方ない事なのか、私には全くわかりません。

しかし私から見ていると、もったいないなぁーーって強く感じる機会でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください