今すぐ出来る、和菓子の個包装のプラスチック容器で「簡単いけばな」

今日は光風流のホームページに掲載するいけばな作品の写真撮影の立ち合いから始まった、
光風流家元、内藤正風です。

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いつもお世話になる「スタジオ栄光社」の若きエース、宮本大希くんと。

「いけばな」っていうと、不勉強で・・・とか、器が無いからとか、飾る場所が無いからとかおっしゃる方が多いです。
たぶんみなさん「いけばな」っていうのは、水盤とか壺に決まった形に生けるものだと思われている方が大半なんだと思います。
上の写真みたいなお花を想像される方も多いでしょうね。
確かにそういうのも「いけばな」ですが、はっきり言ってそれだけが「いけばな」ではありません。

「いけばな」とは、お花を綺麗に生ける事ではありません。

「いけばな」とは、
花のある生活や環境を楽しむ・花を通じて豊かな時間を作り出す
と言う事についてサポートをする存在であり、そのための指針であると私は思っています。

皆さんがよく言われたりイメージされている、どんな風に生けたら良い?とか水盤や壺を使うとかっていうのは「いけばな」のスタートではないですし、その目指すものでもありません。

「いけばな」には古来から伝わる「伝書」というものがあります。
これは言うなれば「いけばな」における憲法書であり法律書、今風にいうならばバイブルとも言う事が出来ます。
「伝書」には色々な事が書かれています。
いけばなとは何ぞやと言う事から、お花の扱い方や生け方まであらゆることが書かれています。
しかしこの伝書の中に「綺麗にお花を生けなければならない」という文言は一文字も出てきません。
えぇぇぇぇ~~~って思われた方も多いと思います。

だから私は、「いけばなとは、”花のある生活や環境を楽しむ・花を通じて豊かな時間を作り出す”と言う事についてサポートをする存在であり、そのための指針」なんですよ~って言っているのです。

あなたにも今すぐ出来る「簡単いけばな」

最近お菓子の入れ物って色々ありますよね。
その中で、こんなのよく目にしませんか?

IMG_8994和菓子とかが一つずつ入っているプラスチックの器

今日はこれを使って、事務机の上に置いても邪魔にならないお花を紹介しますね。
手順はたった3つ!!!

その1

器の下の部分(黒い部分)に、ちょっとだけお水を入れます。

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写真だとわかりにくいかもしれませんが、器の深さの半分程度お水を入れています。

その2

小さなお花を1輪か2輪ほど短く切って、器におきます。

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これは、スイートピーです。
ちょうど余分に余っているのがあったので、2輪チョンとおいてみました(^^;

その3

お花を傷めないように蓋を閉めて完成です!!

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ムッチャ簡単です(^^)b

事務用品や書類が当たっても問題ないお花

事務机の上って普通に器に生けてもいいのですが、作業に熱中していると、書類が当たったりしてお花が崩れちゃったり倒れちゃったりする可能性もあります。

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ペンをとるときに手が当たる可能性も。。。。。

しかしこんな風にしてお花を飾ると、書類が当たってもお花が崩れたり倒れたりする心配が無いですよね。(^^)v
って事で、今私はこんな風に飾っています。

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お花がそこにあるだけで、仕事~~!!!って感じだったり、色気のかけらもない事務机の上が、かなりシャレオツな空間に変わります。
お花一つあるだけで、机の上を自然に整理したり片づけたりしちゃいますよ(笑)

お菓子を食べられて、こんな器が手に入ったら、さっそく実行してみてください。
いいなぁ~!ぢゃ駄目ですよ。
行動あるのみ(^^)
実践されたらその効果をすぐに体感していただけます!!

さあ、Let’s 簡単いけばな!!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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