人が言うことや評価を気にして、自分が納得出来ない人生を送るだなんて勿体ないです。

こんばんは。
光風流家元 内藤正風です。

昨日、光風流の幹部女性の実家のお父様がお亡くなりになられたので、お通夜に伺ってきました。
九十七歳のご高齢で、眠る様にご他界なさったとのことですので、大往生と言ってよいのではないかと思います。

私達の世代は、健康でこんな高齢になるまで生きる事は出来ないだろうなぁと思う。

私などこの年までは絶対に生きる事はできないだろうなと思っています。
私などと言うか、私と同じ世代の人達は、と言った方が正確かもしれません。
私の世代って一番健康に悪い環境の中で生まれ育ってきていると思うのです。

生まれる少し前には森永のヒ素ミルク中毒事件がありましたし、子どもの頃の駄菓子はチクロやサッカリン満載で着色料は入りまくりなので、食べたら口はまっかっかや真っ青。(笑)
小学生の頃は暑い時期には光化学スモッグが毎日出まくりで、運動場とかに出たら涙が止まらなくなったりして、学校で休み時間には校庭に出るのが禁止されていました(^^;
カップ麺が出始めて、今のように食の安全なんて厳しくなかったですから、きっと器のプラスチックから変な成分が溶け出していたんだろうなって思いますし、アルミの鍋やフッ素コート、ホーロー鍋が出始めて。。。。。

これ以上ないくらい一番身体に悪い環境の中で育ってきているのが私たちの世代だと思うのです。
こんな中で育ってきて、健康に長生き出来るはずがないですよね。

お葬式やお通夜の時には、自分の人生を考える良い機会になっています。

私はお葬式やお通夜に行くと、いつも考えることがあります。
それは・・・
「この方は心の底から自分の人生に満足してお亡くなりになられたのだろうか。」
「私自身は人生の最後の瞬間を、悔いなく迎える事が出来るのだろうか。」
と言う事です。

もっとこうしていたらよかった。
とか、
やろうかどうしようか悩んで、結果しなかったけれど、やっぱりしていたらよかった。
とか、
人目を気にして、あるいは、人の評価を気にして我慢していたけれど、本当はしたかったのになぁ。
とか、
諦めなかったらよかった。
とか。。。。。

結構そういう風に思われている方って多いんじゃないですか。

私はそんな事を思うのではなく、
「大変だったけどおもしろかったよなぁ~!」ってニッコリ笑顔になれる最後を迎える事が出来るように生きなければ、ってか生きたいっ!!!と、最近特に思うようになってきました。
歳のせいかもしれませんね。(笑)

まあ私のこの言葉を聞いた大半の方が、「好き放題してきているくせに」って思われるかもしれません。(苦笑)
けれどこれって、人がどう思うかではなく、自分がどう思うかが一番大切ですよね。

私は、マダ!まだ!!未だ!!!まだ!!!!です!!!!!

自分で自分自身を見た時に、楽しいと思えるのが何より一番大切です。

人生は自分のものです。
人と比べて幸せかどうかではなく、自分にとって幸せだったかどうか。
人から見て悔いがないと見えるのではなく、自分自身で悔いがないと思えるかどうか。
面白そうな人生だねって言われるのではなく、自分で面白かったなぁって思えるかどうか。
人生それが一番重要な事だと思うのです。

私はまだまだ自分で満足し納得できる人生を送れていない部分が、たぁぁぁぁぁくさん有ります。
なので、もっともっと自分の納得できる人生をおくるために色んな事をして前を向いて歩んでゆくのではなく突進してゆくぞ~~って、いつもお葬式やお通夜の時には思うのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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