4月になりましたので、光風流カレンダーの今月の作品を紹介します

こんにちは。内藤正風です。

昨日は新元号が発表になりましたね。

万葉集の、「初春の令月(れいげつ)にして 気淑(よ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」との文言から引用され決定されたこの元号「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ、という意味が込められているという事で、私はとても素敵な元号だと思います。
新元号の発表をTwitterで見ながら、そんなことを思うとともに、新しい時代の幕開きを改めて感じる機会にもなりました。

これからの1カ月を平成の締めくくりとして、しっかりと毎日を過ごしてゆかないといけないなと思います。

4月の光風流カレンダーの作品

4月になりましたので、今月の光風流カレンダーの作品を紹介させて頂きます。

 

◇作者
高原寿甫

◇花材
スモモ、デルフィニューム、フリージア、キンギョソウ、レザーファン

◇花器
変形壺

◇花台
組合せ花台

この作品を生けた、高原寿甫さんからの作品についての一言

 

4月は野も山も花盛りで、入園入学の嬉しい月です。

私の家にはスモモの大きな木があります。
そのスモモの白い花に、ピンクのストック、黄色のフリージア、緑のレザーファンを使って、春の花盛りの風情を表現しました。

カレンダーに私の作品が載ってみんなに見てもらえて、うれしいです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。